泡瀬干潟!
泡瀬干潟の埋立を阻止する住民訴訟が敗訴した。
住民側は上告するとのこと。
そもそも何ゆえに埋立を行わなければならなかったのか?
干潟を埋め立てて土地を造り分譲でもしたかったのか?
そのとおりです!
埋立は公有水面埋立法なる法律に則って行われる。
そして埋立の願書を出願するのはほぼ公共団体である。
主に港湾工事において埋め立てが行われるんだけど、沖縄県の目論見が外れたのが中城港湾の埋立事業だ。
この事業は、那覇に集中する物流を沖縄本島の中心というか真ん中に集めて那覇港との競争をするべく始まった。
そして埋立で取得した土地は高く売れるので、俗に言うリゾート法との絡みで観光地もついでに造ってしまおうと始まった。
お隣石垣では観光需要と埋立事業がマッチングして事業の進捗はまあよろしい。
我が宮古島でも平良港の港湾区域においてコースタルリゾートなる名称で大々的に埋め立てが行われた。
しかし観光需要予測が外れて長く不良債権と言うか売れない土地として市議会を賑わせてきた。
過去にはフィリピンの大富豪なるほぼ詐欺とも言えるメンバーに見事に引っかかったこともある。
そしてなんとか売却できたものの、購入した企業は開発をすることなく土地を文字通り塩漬けしたままである。
そんな中で中城港湾の事業は、ほぼ停滞していると言っていい状況だ。
別に反対派がどうのじゃなく、事業の目的が達成できないのである。
過密と考えられた那覇港から中城に拠点を移す港湾会社が居ないのである。
そして土地も売れなかったりしてな。
事業主体は沖縄県と沖縄市。
この二者は埋立事業が進まないことと埋め立てた土地が売却されないという二つのジレンマに悩まされている。
手っ取り早く船会社が移転してくれば問題は解決するんだけど、人口の集中が主に那覇市を中心とする南部圏なので中部に拠点を移すメリットがないのである。
もし拠点を移したとしても、バックヤードの整備に時間と金がかかるのである。
バックヤードとは、港湾で取り扱う貨物を保管する倉庫等のことである。
平良港の場合、危険物の石油類が陸揚げされる第一埠頭には石油タンクとガスタンクが整備され、セメントサイロ等も民間の施設として整備されている。
貨物を扱う埠頭においては、貨物を一時預かりするための上屋の整備が不可欠である。
上屋とは、荷物を保管する体育館みたいな建物と思っていただければよい。
中城は、北京オリンピックでスクラップ需要が高まった時期だけスクラップの積出港として利用されたものの、現在の利用率は那覇港や平良港に比べるべくもない。
このまま港湾としての利用がなければ文字通り無用の施設となる。
埋立事業の免許権者は港湾管理者や漁港管理者、海岸管理者となっているものの、ほぼ沖縄県が免許を与えていると考えてよい。
沖縄本島における近年の埋立では那覇港安謝地区、糸満の潮平、与那原、浦添のいりじまなんてのがあるんだけど、埋立地の売却は好調のようだ。
埋立は事業費との絡みから干潟がターゲットとなる。
水深が浅いということはダイレクトに事業費の圧縮に繋がるからである。
その点、平良港は比較的水深の深い地域を埋め立てたので事業費から換算した用地の売却単価が高く設定されることになる。
沖縄県内で埋立を盛んに行ってきたのは、那覇市、名護市、石垣市である。
那覇市などは宅地需要が見込めるために国際通りが沈下する勢いで安謝地区の埋立を展開してきた。
泊大橋付け根の若狭地区なども港湾の埋立地である。
これら3市は埋立により莫大な利益を得たはずである。
目の前の宅地需要のある埋立には異議を唱えず、遠く離れた辺野古の埋立やコザの埋立に目を尖らすのはいかがなものか?
那覇空港も埋立により整備されるだろうけど、水は濁っているものの造礁珊瑚礁の群落である。
ここの藻場にジュゴンがこないという確証はあるのだろうか?
羽田空港は埋立を行わず、杭を打って滑走路を水面上に整備している。
観光資源である珊瑚礁を盛大に破壊したのは、観光地としてまばゆい那覇市と石垣市がトップだと思うんですけどねえ!
皮肉なもんだぜ!
住民側は上告するとのこと。
そもそも何ゆえに埋立を行わなければならなかったのか?
干潟を埋め立てて土地を造り分譲でもしたかったのか?
そのとおりです!
埋立は公有水面埋立法なる法律に則って行われる。
そして埋立の願書を出願するのはほぼ公共団体である。
主に港湾工事において埋め立てが行われるんだけど、沖縄県の目論見が外れたのが中城港湾の埋立事業だ。
この事業は、那覇に集中する物流を沖縄本島の中心というか真ん中に集めて那覇港との競争をするべく始まった。
そして埋立で取得した土地は高く売れるので、俗に言うリゾート法との絡みで観光地もついでに造ってしまおうと始まった。
お隣石垣では観光需要と埋立事業がマッチングして事業の進捗はまあよろしい。
我が宮古島でも平良港の港湾区域においてコースタルリゾートなる名称で大々的に埋め立てが行われた。
しかし観光需要予測が外れて長く不良債権と言うか売れない土地として市議会を賑わせてきた。
過去にはフィリピンの大富豪なるほぼ詐欺とも言えるメンバーに見事に引っかかったこともある。
そしてなんとか売却できたものの、購入した企業は開発をすることなく土地を文字通り塩漬けしたままである。
そんな中で中城港湾の事業は、ほぼ停滞していると言っていい状況だ。
別に反対派がどうのじゃなく、事業の目的が達成できないのである。
過密と考えられた那覇港から中城に拠点を移す港湾会社が居ないのである。
そして土地も売れなかったりしてな。
事業主体は沖縄県と沖縄市。
この二者は埋立事業が進まないことと埋め立てた土地が売却されないという二つのジレンマに悩まされている。
手っ取り早く船会社が移転してくれば問題は解決するんだけど、人口の集中が主に那覇市を中心とする南部圏なので中部に拠点を移すメリットがないのである。
もし拠点を移したとしても、バックヤードの整備に時間と金がかかるのである。
バックヤードとは、港湾で取り扱う貨物を保管する倉庫等のことである。
平良港の場合、危険物の石油類が陸揚げされる第一埠頭には石油タンクとガスタンクが整備され、セメントサイロ等も民間の施設として整備されている。
貨物を扱う埠頭においては、貨物を一時預かりするための上屋の整備が不可欠である。
上屋とは、荷物を保管する体育館みたいな建物と思っていただければよい。
中城は、北京オリンピックでスクラップ需要が高まった時期だけスクラップの積出港として利用されたものの、現在の利用率は那覇港や平良港に比べるべくもない。
このまま港湾としての利用がなければ文字通り無用の施設となる。
埋立事業の免許権者は港湾管理者や漁港管理者、海岸管理者となっているものの、ほぼ沖縄県が免許を与えていると考えてよい。
沖縄本島における近年の埋立では那覇港安謝地区、糸満の潮平、与那原、浦添のいりじまなんてのがあるんだけど、埋立地の売却は好調のようだ。
埋立は事業費との絡みから干潟がターゲットとなる。
水深が浅いということはダイレクトに事業費の圧縮に繋がるからである。
その点、平良港は比較的水深の深い地域を埋め立てたので事業費から換算した用地の売却単価が高く設定されることになる。
沖縄県内で埋立を盛んに行ってきたのは、那覇市、名護市、石垣市である。
那覇市などは宅地需要が見込めるために国際通りが沈下する勢いで安謝地区の埋立を展開してきた。
泊大橋付け根の若狭地区なども港湾の埋立地である。
これら3市は埋立により莫大な利益を得たはずである。
目の前の宅地需要のある埋立には異議を唱えず、遠く離れた辺野古の埋立やコザの埋立に目を尖らすのはいかがなものか?
那覇空港も埋立により整備されるだろうけど、水は濁っているものの造礁珊瑚礁の群落である。
ここの藻場にジュゴンがこないという確証はあるのだろうか?
羽田空港は埋立を行わず、杭を打って滑走路を水面上に整備している。
観光資源である珊瑚礁を盛大に破壊したのは、観光地としてまばゆい那覇市と石垣市がトップだと思うんですけどねえ!
皮肉なもんだぜ!
この記事へのコメント
何でも自然破壊だと
言い立てている人が居るようですが
裁判は正しい結果だと思われます
なんでも反対だけでは世の中の
理解が得られませんね
言い立てている人が居るようですが
裁判は正しい結果だと思われます
なんでも反対だけでは世の中の
理解が得られませんね
Posted by くにお at 2015年02月26日 12:59