刷毛だ。
決して禿げではない！

こないだからコンクリ打ちは雨に見舞われて散々だ。
んで、昨日はアプローチのコンクリ打つ予定だったんだけど不安定な天気で今日に順延。

焼く２㎥ほどなので簡単っちゃあ簡単。
アプローチなので表面の仕上は金鏝にできない。滑るからね。

最近は門や玄関廻りはﾀｲﾙや石なんてのが多いんだけどモルタルとかコンクリでも十分だと思うんだな。
で、コンクリの表面を滑らないように摩擦があるように仕上るにはどのような方法があるかというとですね。

まずは木鏝。
木製の鏝で表面を撫でるだけ。まるで芸がない仕上げだ。

その次は箒目とか刷毛引きとか。
要はコンクリの表面に細かい筋をつけて滑らないようにしようってことですな。

箒目は読んで字のとおり箒を使って固まりかけたコンクリの表面に傷をつけていく方法。
しかーーし！

現場に使えそうな箒が無いんだな、これがまた！
んじゃあ刷毛で。ってなるわな。

施主が掃除用に左官刷毛を買ってきてるので、これっきゃねえんじゃないかいと。

刷毛引きをする施主です。
午前11時から休暇を取得して昼休みを含めた２時間でコンクリートを打設して仕上げまでしてしまおうという計画っす。

便所の棒ずりみたいなのが刷毛です。
木鏝、金鏝でコンクリの表面を撫でて、少し固まりかけたら刷毛で仕上ます。

仕上のコツはありません。
ゆっくりと引けばいいだけです。一回ごとに刷毛を洗うんですけど水に付けてしゃっとすればいいので超簡単です。

ちなみに手前のコンクリ表面の模様が違うところまで当方が行い、写真を撮らないといけないので施主に注意事項を説明して刷毛引きです。


こんなかんじですかね。

刷毛の元の姿はこれです。

いわゆる左官刷毛若しくは左官ブラシという道具です。

その辺にあった桟木を針金で刷毛に縛りつけています。